廃車にするしかなくてもその後が
油圧式トラッククレーンは、各地にある工事現場で重宝されています。
長年使われたトラッククレーンは、耐用年数や塩害や腐食、老朽化によって活躍することが困難で廃車になります。
そうすると、ほとんどの車両はバラバラに解体されて部品として再利用されます。
まだ使えそうな物は格安で海外に輸出されます。
廃車になったあと解体するのは理由があり、2005年から地球環境問題解決の一環として自動車リサイクル法という法律が可決され、車にデフォルトで装着されている部品を引き取ってリサイクルすることが義務付けられています。
未だ現役で動き続けるユニックをメンテナンスや部品の交換をする際に沢山の部品が必要になります。
部品は販売されている物もありますが、車の型式が古かった場合は廃車になった物の部品を使うことになります。
そういう意味では現役でも廃車になっても大勢の人から愛されるトラッククレーンです。
今使っているダンプは廃車にするのですか?
今使っているダンプが不要になった場合、廃車にしてしまう人や会社は少なくありません。
確かに、一昔前は年式が古くなったり、走行距離が多い車両は廃車にするのが当たり前でしたが、現在ではより効率の良い処分方法があります。
日本製のダンプというのは世界的に見ても極めて性能の評価が高い為、走行距離が多い中古車両であっても海外では多くの買い手が存在します。
特に、開発が活発な途上国では安価な工事用車両が重宝される為、非常にニーズが安定しています。
こういった事情から、近年では従来廃車にするしかなかったような状態のダンプを、積極的に買い取る業者が増えています。
当然ながら、車両を廃車にする為には費用の負担が必要になりますが、業者に買い取ってもらうことができれば、逆に利益をあげることが可能です。
また、まだ使える車両を安易に処分せず、海外などで有効活用してもらうことは、エコの観点からも有意義です。
今使っているダンプが不要になったら、業者に買取を依頼しましょう。